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北海道ヒッチハイク旅行記 |
第8日:北海道礼文島礼文島にも朝がくる……。 きのうもやっぱりあまり眠れなかった。大阪を出てからぐっすりと眠った記憶がない。寝不足なのが普通になってしまっている。それに、砂浜に何度か寝泊りしたのが原因でテントの中は砂だらけだ。朝になってテントを出ると、砂が全身にこびりついている。でも、そんなことどうでもいいくらい、すでに感覚はマヒしてしまっている。 大阪を出てから今日でちょうど1週間か……。 なんとか予定通り、最果てのこの小さな島にたどりつくことができた。 思えば長い道のりだった。いったい何十キロ歩いただろう。そして見知らぬドライバーに、いったい何百キロ乗っけてもらっただろう。 煙草をふかしながら感動をかみしめる。 でもやることはまだ残っていた。まずは中西さんを探さなければならない。大阪を同時にスタートした中西さんと1週間目の今日、礼文島で再会する約束になっている。でもいったいこの島のどこにいるのか。まったく見当がつかない。 そしてこの日、僕はある深刻な事態に直面した。 この旅は『2万円以上使ってはならない』というのがルールだった。でも僕は念のためにとこっそり1万5千円隠し持っていった。だから合計で3万5千円。それがいつのまにか、残り1万円を切っているのだ。 1週間で2万5千円使ったことになる。僕はルールを完全に破ってしまっていた。問題は帰りだ。僕は頭の中ですばやく計算した。礼文島を出るためのフェリーが2000 円。小樽から敦賀までの帰りのフェリーが6000円。陸路は全部ヒッチハイクするとしても、ウチに帰るまであと2000円で生活しなければならない計算になる。 どう考えても無茶だ。でもその時の僕には、ことの重大さがあまりよく理解できなかった。アタマがマヒしたというか度胸がついたというか。なんとかなると信じていた。これまでだってなんとかなってきたのだ。 しかし僕はまだ知らなかった。 今回の北海道旅行の性質そのものが、この8日目からどんどん狂った方向へと進んでいってしまうということを。僕はまだのんきにこの旅を楽しんだりなんかしていた。 テントをたたんで歩き出す。中西さん探しのスタートだ。あてもなくさまよい歩いてもしかたがない。礼文島のフェリーのりばまで戻ろうと思う。この島で大きな目印といったらそこしかない。向こうも僕のことを探しているなら、必ずフェリーのりばをのぞいてみるはずだ。 よっしゃ、フェリーのりばに行くぞ!! きのう来た海沿いの道を歩いてもいいのだが、同じ道を戻るのはどうもつまらない。パンフレットを見る。フェリーのりばまで続く山道があるらしい。『礼文林道』と書いてある。『高原植物の咲き乱れる美しい林道』らしい。そこを通ってフェリーのりばまで行くことにしよう。 道路脇に立っている粗末な標識をたよりに歩くと、いつのまにか車1台がようやく通れるほどのあぜ道になっている。両脇は緑のジャングルだ。まったく人気がない。それに……高原植物なんか咲き乱れてないぞ。でもここまで来たんだからしかたがない。ひたすら歩き続ける。 ……ふと『ハエが多いな』と思う。 林道を巨大なハエが飛び回っている。けっこう数が多い。僕は虫が苦手なのであまりいい気はしない。それでもかまわず歩き続ける。 ……ふと我にかえって後ろをふりむく。 そして死ぬほど驚く!! 何十匹、いや何百匹ものハエの大群が僕にたかっていたのだ!! 「うぎゃっ!!」 僕は短く絶叫した。震える手で虫除けスプレーを取り出し、噴霧するもまったく効果がない。このまま林道を歩き続けたらそのうちハエに喰い殺される。僕はハエの大群に本気で『殺意』を感じたのだ。僕はパニックになって走り出していた。もと来た方向に。 するとハエの大群も僕を必死に追いかけてくる! 僕はスプレーを狂ったように撒き散らしながら、林道を全速力で駆けおりた。海に出た頃にはハエどもはあきらめてどこかへ行ってしまったが、もうクタクタである。 しかしオレって……そんなに汚かったんか……? しゃあない、やっぱり海沿いを歩こう……。 僕は再び歩き出した。 朝の太陽が、果てしなく広がる海に静かに反射してキラキラと舞う。海風を感じる。岩場では何十羽ものカモメが羽根を休めている。そのすぐ横で、真っ黒になった老人がリヤカーいっぱいの魚を天日に干す作業をひたすらくりかえしている。 2時間後、僕はようやくフェリーのりばに到着した。 こじんまりとしたターミナルビルの階段に力なくすわりこむ。もはや体力は残っていない。今日は一日中ここでじっとしていよう。そうすれば、いつか必ず中西さんと巡り会えるはずだ。 しかしかなりヤバイ。1週間分の疲れが全身にたまっているのが自分でもわかる。腹はもちろん減っているが、豪華な食事をする金はどこにもない。しかたなく、きのう買った賞味期限切れのおにぎりにかじりつく。 僕はビルの中のベンチに横になった。まるめた寝袋をマクラに仮眠をとる。フェリーは約2時間おきに入港してくる。そのたびに、ターミナルビルはにぎやかな旅行客であふれる。僕はあわてて眼を醒ます。ひょっとしたら中西さんが乗ってるんじゃないかと思って……。通りすぎてゆく人ごみを疲れた眼で追う。 やっぱりいない……。人ごみはやがてあとかたもなくどこかへ消え、ターミナルビルには再び静寂がおとずれる。僕は再びベンチに横になる……そんなことのくりかえしだ。 朝の太陽はゆるやかに昇り、やがて激しさを増した夏の太陽へと変わる。 「泊まる場所お決めになりましたかー!!?」 誰かが大声で話しかけてきた。ウトウトしていた僕は反射的に眼を開けた。窓越しの直射日光の下で眠っていたからか、めまいと頭痛がする。 人の良さそうな青年が僕の前に立っている。 「こちらは民宿○×、おいしい海の幸に海の見える豪華な和室……!!」 年は僕と同じくらいか。にこやかな笑顔から決まり文句が次から次へと飛び出す。旅館の客引きらしい。見ると、たしかに『民宿○×』と書いた大きな旗を肩にかついでいる。 僕は愛想笑いを浮かべて手を左右にふってみせた。 「ごめん、僕いま帰る金にも困ってるくらいやねん」 いきなり関西弁でつっこみを入れられた彼はビクッ!となり、恐れをなしたのかイソイソと立ち去っていった。 僕はターミナルビルを出た。玄関の階段にへたりこみ、煙草をふかす。時刻は午後1時すぎ。中西さんはなかなか来ない。いったいどこをさまよい歩いているのやら……。でもあせってもどうしようもない。いまの僕には待つことしかできないのだ。 どのくらいそこにすわっていたのだろう。 突然、僕の足もとに何かが落ちた。 「食え」 しわがれた声がする。見るといつのまにか、ホームレスのように薄汚れた、ボサボサの白髪頭のおっさんが僕のまえに立っている。 「な、食え」 おっさんはくりかえした。かなり酔っ払っているらしい。しかたなく拾い上げると、ビニール袋の中には得体の知れない魚の干物が入っている。 「あああ……どうも……」 僕はなんと答えていいかわからず、あいまいな返事をした。するとおっさんは安心したのか急にベラベラとしゃべりだした。でも酔っ払っているうえに方言がキツイので、何を言ってるのかよくわからない。どうやらその干物を食べろと僕にしつこく勧めているらしい。しかたがないので恐る恐る口にする。……マズイ!! なんなんだこれは!? おっさんは何を思ったのか突然走り出した。そしてターミナルビルの前を走っていたバンを強引に停めた。運転手としばらく話をしたあと、そのおっさんは僕に手まねきして大声で言った。 「乗れ」 僕はわけもわからないまま後部座席に乗った。おっさんは助手席に乗って運転手と世間話をしている。いったいどこにつれて行こうというのだ? 正直いってコワイ。 バンは海沿いの道を10分ほど走って停まった。僕とおっさんとを降ろしたあと、バンは何事もなかったように走り去っていく。 「あがれ」 おっさんは言った。大きな海に面した道路脇に朽ち果てそうな一軒家が建っている。僕に入れと言っているらしい。僕はかなりビビッていた。しかしここまで来て帰るわけにもいかない。おっさんのあとに続いてしかたなく家にあがる。 外見はボロボロだが家の中は意外と整頓されていた。 でもキレイとまではいかない。じゅうたん敷きの薄暗い客間にはソファとテレビ。古新聞の束と空缶。しわくちゃなままの毛布。台所には使い終わった食器が乱雑に積み重ねられている。奥にはまだ他の部屋があるようだが、暗くてよく見えない。 おっさんは僕にすわるように言った。 旅行してるんだろう、長旅で疲れててハラも減ってるだろうからメシをごちそうしてやる、ビールも飲め、よかったら今晩泊まっていけ……。おっさんは台所で勝手に食事を用意しながら、そんなことを思いつくままに言った。やがて料理を運んでくる。カップめんの中に冷蔵庫のあまりもののカマボコやハムを切り刻んでつめこんだもの。冷たくなった魚の煮物。得体の知れない塩辛。ごはんと梅干し。 僕はたしかにハラがへっていた。しかし動揺して食事どころじゃない。僕はこわかったのだ。いきなりこんな人気のない一軒家につれこまれたので……。 それに食事が運ばれてきたとき、僕は思わずクンクンとにおいを嗅いでしまった。いま思うと失礼な話だが、おっさんがあまりにも汚い格好をしていたので。それを見ておっさんは『オレは汚いがごはんはキレイだ!!』と大声で笑った。なかなか箸をつけないでいると今度は怒り出したので、僕はしかたなく食べはじめた。……けっこういける。 僕が食べている横で、おっさんはひたすら缶ビールを飲む。そしてダラダラとしゃべりはじめる。 ……きのうの夜は息子がひさしぶりに帰ってきていた。実際は親戚の子なのだが自分は息子のように思っている。30になってもまだ仕事を点々としているので心配だ。さっきそいつをフェリーのりばまで見送っていったが、またいろいろとケンカしてしまった。それでちょっと酒が入っている。ウチに戻ろうとした頃におまえを見つけた。おまえをここにつれてきた理由は、おまえがとてつもなく寂しい眼をしていたからだ。普通の人間には絶対にできないような眼つきだった。ちょっと違うなと思った。だからここにつれてきてごちそうしてやろうと思ったのだ……。 おっさんは客室においてあったCDデッキのスイッチを入れた。散らかった部屋の中で新品のテレビとオーディオだけが妙に輝いていた。天童よしみの演歌が大音量で流れ出す。黙々とごはんを食べている僕の横で、おっさんはしきりに『天童よしみはいいよなー』とくりかえしていたが、やがてメソメソと泣き出した。 ……オレは日雇いの仕事をさがして日本中を点々としている。でもこのまえ、ちょっとしたトラブルである仕事をクビになった。現場監督はオレが悪いという。オレは言われたとおりにやっただけなのに。だれもオレのことをわかってくれない。オレはさびしいんだ、さびしいんだ……。 これはやっかいなことになったぞ。僕はラーメンのスープを飲みながら内心思った。酔っ払いのグチにつきあわされるのはゴメンだ。が、おっさんはいつのまにか泣きやんでいて、今度はタンスの引き出しをゴソゴソとさぐりはじめた。やがて数枚の写真を手に戻ってきた。僕くらいの若者とおっさんとのツーショットの写真だ。礼文島のどこかで撮ったものらしい。 ……オレは時々こうして、途方にくれた旅行中の若者をここにつれて来ては泊めてやっている。これはそのとき撮った写真だ。みんなオレに感謝して帰っていく。だからおまえも今日はここに泊まっていけ……。 おっさんはボソボソとそんなことを言った。 僕も、最初に比べたらだいぶん警戒心がうすれてきていた。ヘンなおっさんだが、そんなに悪い人でもなさそうだ。こうしてごはんもごちそうになったことだし。写真を見せられてますます安心してしまった。どこかにアテがあるわけじゃなし、このままだと今日もこの島のどこかでテントをはることになる。野宿するくらいならここに泊めてもらうか。 しかし。 うまい話にはワナがあるのだ!! そのあともおっさんはひたすらビールを飲んで天童よしみを聴き、自分の身の上話をし、僕は『はい、はい……』と適当に相槌を打って聞いていた。 すると突然、おっさんは何を思ったのかいきなり立ち上がった。 そしてメチャクチャうれしそうな顔をしながら、僕に言った。 「マッサージしてやる!!!」 ええええええ!? 僕はあせった。どうしてマッサージなんかしたがるのだ? でも断わる理由はない。 僕はおっさんに言われるままにじゅうたんにうつぶせに寝転がった。おっさんが馬乗りになってくる。しかし、おっさんはしばらく考えるそぶりを見せたあと、こう言った。 「シャツがじゃまだ!! 上着を脱げ!!」 どええええええ!!? でもしかたがない。僕は上半身裸になって再び寝転がった。おっさんは僕にまたがる。おっさんのカサカサに乾いた手のひらが、僕の若い肉体を丹念にもみほぐしてゆく……。マッサージ師の免許を持っているというだけあって、けっこううまい。しかし。しばらくマッサージを続けたあと、おっさんはついにこう言ったのである。 「ズボンもじゃまだから脱げ〜〜!!!」 ……ここここれはマズイ!!! ……めーっちゃくちゃマズイ!!! うすうす感じていたように、このおっさんはやっぱり……ホモなのか!? おっさんの趣味についてとやかく言うつもりはない。しかし、少なくとも僕にはそのけはないのだ。ご遠慮したい。こんな北海道の離島でオカマ掘られたりしてしまったりなんかしたら、笑い話じゃすまされないぞ。 「やややややややっぱりボク帰りますーーっ!!」 僕はおっさんを振り落として、裏返った声で叫んだ。僕は恐怖心を必死に抑えながら荷物をまとめはじめた。おっさんはそれでも、泊まっていけと執拗にせまった。しかし僕の意志が固いということがわかると、おっさんは意外にあっさりと納得してくれた。 そのかわり、どういう理由からかいきなり僕に説教を始めた。 ……聞くとおまえはもう24歳のくせして、いまだに学生をやっているという。それについておまえはどう思っているんだ。親に対して申し訳ないとは思わないのか。いつまでも親に頼っていてはダメだ。『いつまでもあると思うな親と金』だ。自分ひとりでも生きていけるという自信を持たなきゃダメだ。でも親ってのは、デキの悪い息子ほどかわいいものはないんだ。おまえの親もおまえのことをかわいいと思っているはずだ。その気持ちをわからないようじゃおまえはダメだ……。 僕はただ黙って、『はい……はい……』とうなずくことしかできない。 長い説教が終わり、僕とおっさんは表に出た。 いつのまにか西に傾いた太陽が、かすんだ海に静かに反射している。 おっさんは家の前に停めてあったオンボロのスクーターのエンジンをかけた。フェリーのりばまで送ってくれるという……。 僕はふと、あることが気になった。 このおっさんはどうして、こんな離島のボロ家にひとりで住んでいるんだろう……。 おそるおそる聞くと、彼はまるで自分に言い聞かせるようにしてつぶやいた。 ……これはオレが生まれ育った家だ。オレのふるさとだ。オレの兄弟はみんな都会に出ていってしまって帰ってこない。自分のおふくろはボケてしまって、いま稚内の病院にいる。たぶんもう二度とここには帰ってこれないだろう。でもここはやっぱりオレたちの故郷だ。だから、せめておふくろが死ぬまではオレがこの家を守っていかなきゃならないんだ……。 僕はおっさんと二人乗りをしてフェリーのりばまで戻った。フェリーがちょうど出航しようとしていた。礼文島にはあと1日いるつもりだったが、いっそのこと帰ろう。僕はこの島にたいがい嫌気がさしていたのだ。受付であわててチケットを買うと、閉めようとしていたフェリーの乗船口に間一髪ですべりこんだ。 デッキに出る。ハッチが閉められ、乗降用のタラップがはずされる。エンジン音が大きくなり、船はゆっくりと岸を離れる。 見送る人の誰もいないターミナル……。しかしそこには、『ホモ』のおっさんの姿があった。僕の姿を見つけて、大きく手をふっている。僕も両手をふってかえした。おっさんは、フェリーが沖に出るまでずっとその場に立ち尽くしていた。 ……実はいい人だったのかもしれない。 僕は後部デッキにそなえつけられたベンチにすわりこんで煙草に火をつけた。フェリーは波の上をなめらかにすべっていく。海のむこう、礼文島のシルエットが、目に見えないほどゆっくりと、しかし確実に小さくなっていく。2時間で夕暮れの稚内港に到着するはずだ。 抜け殻になったような気分だった。ある意味でホッとしていた。僕の旅はこれでようやく半分終わったのだ。言ってみりゃ、あとはもう大阪への帰路につくだけだ。 しかし、いまから思うと、あの時、僕は肉体的にも精神的にも、ついに完全にダウンしてしまっていた。肉体的には前々からかなりヤバくなっていた。それでもまだ気力だけでなんとか旅を続けていた。しかし礼文島でさんざんな目に会ったせいで、肝心の気力でさえも擦り切れそうになっていたのだ。 乗客がエサをやるので、何十羽ものカモメがフェリーと並んでどこまでも飛んでくる。 このまま稚内までいっしょに飛んでいくつもりなんだろうか。たぶん空を飛べるカモメには、下が陸だろうと海だろうとぜんぜん関係ないのかもしれない。そう考えると僕はなぜかたまらなく悲しい気分になった。……なぜだ? 午後6時30分、夕闇の中の稚内に到着。 フェリーターミナルの横に、巨大なドーム状の防波堤がある。その防波堤に沿って、何十個ものテントがズラリと並んでいる。風よけになるので、僕のような貧乏旅行者がみんなそこで野宿しているのだ。 僕も空いているスペースを見つけて同じようにテントを張る。公衆便所で歯みがき、洗顔、さらには強引に洗濯までする。 午後8時にはテントにもぐりこんで横になったが、なかなか眠れない。 寝袋の中で何度も寝返りをうち、ようやくうつらうつらとし始めたその頃、女のささやくような艶っぽい声がテントの外から聞こえた。時計を見るとすでに10時を回っている。 僕は声しか聞いていないのでよくわからないのだが……。女は、野宿している旅行者たちに声をかけては、小声で何か交渉しているようだった。女の『2万円』と言う声がかすかに聞き取れる。 やがてその女は、何人かの男たちの足音とともにどこかへと消えていった。 殺伐とした気持ちと絶望感。そんなものたちを抱きながら、僕はいつしか沼のような眠りに落ちていった。 |
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