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北海道ヒッチハイク旅行記

第13日:大阪市

 1996年8月18日。時刻は夜の6時。

 僕は大阪・梅田の紀伊国屋書店前に立ち、流れては消えていく人ごみをぼんやりと眺めていた。

 僕は人を待っていた。ユミちゃんを待っていたのだ。

 もうリュックは背負っていない。服も洗いたてのジーンズとワイシャツに着替えている。

 昨日の夜、僕は京都府舞鶴市からユミちゃんに電話をかけた。

 このまえ電話したとき、たしかお盆休みのあいだ実家に帰るとか言っていた。でもきょうあたり大阪にもどっているかもしれない。

 トゥルルルルルルル。トゥルルルルル……ガチャ。

「……はい?」

 受話器のむこうでユミちゃんの声がした。僕はホッとして言った。

「もしもし、高野ですけど」
「あ……ひさしぶりー。あたし、いまさっき実家から帰ってきたとこやねん」
「そうなん? タイミングよかった。オレなー、いま舞鶴におるねん」
「舞鶴? そんなとこでなにしてるのん?」
「なにしてるって……。さっきフェリーでな、ようやく北海道からもどってきたとこやねん」
「あーそうなん?」
「しっかしヘビーな旅やった。ヒッチハイク旅行なんてするもんちゃうで」
「でも、それは最初からわかってたことやろ?」

 彼女は受話器の向こうであきれたように笑った。

「でもオレ、あしたには大阪にもどれると思う。あした時間ある?」
「あたし? いちおうヒマやけど」
「それじゃごはんでも食べにいかへん? いろいろと話したいこととかあるし……」

 僕は電話を切った。しかしこの時点では、果たしてあした無事に大阪に帰れるかどうかは、実は少し微妙になっていた。なぜなら僕はまたしても途方に暮れていたからだ。

 フェリーが舞鶴に到着したのが夜の9時。そのままフェリーターミナルで野宿すればよかったのだが、一刻も早く大阪に帰りたかった僕は、そのまま何も考えずに町へと飛び出した。

 しかしこれが不幸の始まりだった。

 舞鶴の町は真っ暗だった。商店街はあるにはあるが、すべての店がシャッターを閉めている。人通りもまったくない。まるでゴーストタウンだ。

 それにだんだんのどが渇いてきた。財布の中には1万円札が1枚。しかし不運にも小銭がない。どこかのコンビニで崩そうと思ったが、いくら歩いてもコンビニには巡り会えない。このままだとのどの渇きに耐えながら朝を待つはめになる。

 僕はJR東舞鶴駅へとむかった。駅前ならば何かあるかもしれない。しかしその期待も見事に裏切られてしまった。何もない。人影もない。暗くひっそりと静まりかえっている。

 しかたがないから、線路沿いに西舞鶴駅まで歩こう……。

 そして僕はどんどん市街から遠ざかっていった。気がついたときにはもう遅かった。僕は真っ暗な山道をひとりでおびえながらさまよい歩いていた。最後の最後にこんな目に遭うとは。

 車のまったく通らない長いトンネルを、靴音を響かせながら歩く。僕はヤケクソになって大声で叫んでみた。トンネルの壁にあたって声がこだまする。でもやっぱり心細い。

 トンネルを抜けて、さらに歩き続ける。星空がどこまでも僕のあとをつけてくる。

 山道のとちゅうで、何かが煌々と光り輝いているのが見える。近づいてみるとなんとゲームセンターだった。こんな山奥に? でもちょうどよかった。ゲームセンターに入り、両替機で1万円札を崩す。それだけじゃなんだか悪い気がしたので、いちおうゲームをする。販売機があったのでついでにジュースを買う。

 ゲームオーバー。缶ジュースを飲みながら僕は再び歩き始める。

 いったいどのくらい歩いたのだろう? 3時間、それとも4時間? いつのまにか僕は、再び市街地に出ていた。道路わきに大きな公園があり、ベンチがいくつか並んでいる。きょうはここで野宿することにしよう。

 僕はベンチに横になった。車が多い。こんなうるさいところで眠れるんだろうか……。そう考えているうちに眠ってしまった。

 ……太陽がまぶしい。

 目をさますと、もうすぐ朝7時になろうとしている。僕はリュックをかつぐと西舞鶴駅にむかった。

 きょうは電車で帰ろうと最初から決めていた。もはやヒッチハイクをする気力も体力も残っていなかった。第一、本州では北海道のように簡単には車がつかまらない。すでに経験済みだ。

 それに、僕の頭の中にはずっと、北海道で小樽までのっけてくれたあの女の子のことがあった。

 名寄から小樽まで6時間近くもいっしょにいたあの女の子だ。あの女の子は、見ず知らずの僕にとてもやさしくしてくれた。いろんな悩みを僕に打ち明けてくれた。

 今回のヒッチハイク旅行で、いい思い出といったらそれくらいしかない。その思い出を大事にしたかった。これからまたヒッチハイクして、いかついオッサンのクルマに乗って大阪まで帰るなんてことになったら、せっかくの思い出がパーになる。それに何かのトラブルに巻き込まれないとも限らない。できるだけあったかい気持ちのまま、この旅を終わらせたかったのだ。

 JR西舞鶴駅までは歩いて15分とかからなかった。時刻表を見る。きょうの昼すぎには無事に大阪に到着するはずだ。僕は切符を買って改札をくぐると、まだ人の少ない普通電車に乗りこんだ。

 しかし、電車の旅も思ったほど楽ではなかった。

 僕は本当に疲れ果てていた。なんというか、前のめりになってころびそうになりながらも、それでもかろうじて歩いている。精神的にも肉体的にもそんな感じだった。

 それに、1本で大阪まで帰れるわけではない。電車を何回か乗り換えなければならない。

 だから眠りたくても眠れなかった。座席でウトウトしたところで終点につき、次の電車を待たなければならない。1回、ホームのベンチにすわったまま死んだように眠ってしまった。目をさますと電車がもうすでに出てしまっている。僕は途方に暮れる。1本乗り過ごすと、次の電車がくるまで1時間近く待たなければならない。田舎の電車ってのはそうだ。

 午前10時。園部という駅で京都ゆきに乗り換える。

 僕はようやくホッとする。京都まで行けば、あとはなんとかなる。

 電車はゆっくりと走り出し、森林の中を進む。

 電車の中で何を見、何をしていたのか……僕にはあまり記憶がない。

 森の緑。田んぼ。セミの鳴き声。とちゅうで乗ってきた学生服の集団。向かいにすわっていた老人のしわ。乗客の話し声。熱気。汗。湿った風。夏の太陽。

 そんな断片的な記憶しかない。そんな世界の断片に囲まれながら、僕は旅のとちゅうで出会った人たちや風景のことを、やっぱり断片的に思い出したりしていたのだろうと思う。

 ちょっとだけ眠っていたのだろうか?

 気がつくと電車は京都駅に到着していた。僕はリュックをひきずりながらあわてて飛び降りた。

 ホームは人ごみであふれかえっている。話し声や靴音、アナウンスの声がいっしょくたになって飛び交っている。蒸し暑い。その中を僕は、重たい荷物を背負い、足をひきずりながら改札口へとむかう。

 しかし、ホームに降り立った時から、僕は得体の知れない違和感を感じ始めていた。

「ここはホントに京都駅なんか?」

 僕は京都の大学に通っていた。だからこの駅を利用する機会も多い。ふだんから見慣れている。しかし、僕がいまたどりついた京都駅は、なんだかいつもと違って見えた。

 理由のひとつは、駅がちょうど大規模な改装工事の真っ最中だったからだ。工事の音が駅構内に響きわたり、ヘルメットをかぶった工事関係者があちこちで作業をしている。いつも通っている通路は閉鎖されていて、ロープや鉄柵で区切られた仮設通路が曲がりくねりながら出口まで続いている。

 でも、理由はそれだけじゃないような気がした。何かがちがう。僕が旅に出るまえと今とでは、根本的に何かが変わってしまっているのだ。

「ひょっとしたら降りる駅をまちがえてしまったんじゃないか?」

 僕は半分本気でそう思った。

 違和感をぬぐい去ることができないまま駅を出る。セミの鳴き声。大通りを歩き、京阪電車の七条駅へ。家のある大阪の守口市までの切符を買い、いつも乗り慣れている急行電車に乗りこむ。

 45分ちょうどで守口市駅に到着。

 駅を出ると、そこには見慣れた町の風景が広がっていた。

 何千回と通った細い路地を歩き続けると、古い家並みのあいだに、わが家が見えた。

 ドアを開ける。

 家にはたまたま、家族全員がそろっていた。僕がリビングルームに入っていくなり、みんなは大爆笑をはじめた。

「わが家の放蕩息子が帰ってきたで!!」

 母はふざけてそう言った。

 重たい荷物をおろす。冷蔵庫を開けて麦茶をグラスに注ぐ。ダイニングテーブルの僕の席につき、大きくため息をつく……。

 僕の旅は終わった。

 僕はようやくわが家に帰ってきたのだ。

 しかしやっぱり、何かが噛み合っていないような奇妙な違和感は消えない。

 なんだか、まだわが家にたどりついていないような。まだ旅の途中のような。この家も、また明日になれば立ち去るだけの単なる旅の通過点にすぎないような……。

 そんな納得のいかない感覚をのどの奥に強引に流し込むと、僕はようやく作り笑いを浮かべてみせた。

「いまでも奇妙な感じやな。まだ旅が終わってないような気分。違和感が残ってる」

 僕はテーブルの向こうのユミちゃんに言った。

 僕たちは百貨店のレストランでありきたりの定食、でも僕にとってはひさしぶりの豪華な食事をとった。僕は彼女に、旅での出来事をひととおり話して聞かせたところだった。

「原因はなんなん? その違和感の原因」
「なんか家に帰ってきたっていう実感がないねん。朝になったら、またどっかに向かって移動しなきゃならないような気分」
「2週間移動しっぱなしで感覚がマヒした?」
「そうかもしれん。ありがちなたとえやけど、旅から帰ってきたらなんだかこの大阪の街がすんごく小さく見えた」

 それは本当だった。京都から大阪まで、京阪電車に乗っていた45分という時間が異様なほどに短く感じられた。いつもは遠い遠いと思いながら京都まで通っているのに。毎日膨大な距離を移動してきたので、距離感がマヒしてしまったのかもしれない。

「ユミちゃんはこの2週間何してたん?」
「いつもどおり。ちょっとだけ三重の実家に帰ってたけど。でも帰っても意味なかったみたい」
「えっ、なんで?」
「あたしな、いつもお留守番するために実家に帰るねん。あたしのおかあさん、休みのたびに旅行にでかけるから、あたしそのあいだ実家でお留守番するねん。おとうさんはあたしが小学生のときに死んじゃったし、いちおう一人っ子やし。この夏は従兄弟が実家に遊びにくるって言ってたし、誰もいなかったら悪いかなって思って。……でもおかあさん、旅行がキャンセルになったらしくって、ずっとウチにおってん。だから家に帰った意味なかってん」
「普通は親に会うために実家に帰るもんなんちゃうん?」
「そうなん? だってあたし、この夏2年半ぶりにおかあさんに会ってんで?」

 あいかわらず変わったコだ……。

「あたしのいなかで、毎年、すごく大きな花火大会があるねん」
「このまえ行った水都祭くらい?」
「ううん、もおっと大きいやつ!! 毎年死者が出るねんで」
「えっ!?」
「すんごく音が大きいから、毎年お年寄りが2、3人、心臓マヒおこして死ぬねん」
「スゴイ話やな」
「うん、花火大会の会場を救急車が走り回ったりするねん。でも、亡くなったお年寄りの家族は喜ぶねん。あー、あんなに立派な花火を見ながら死ねたらおじいちゃんも本望だろうって。あたしのいなかでは、花火を見ながら死ぬのが一番のぜいたくやねん」

 そのとき、ユミちゃんの表情が突然かわった。そして何かを思い出すような目をした。

「そう言えばあたしのおばあちゃん、気になることを言ってた。……大阪に戻る朝、おばあちゃんがあたしに向かってこう言うねん。喪服を用意しとけって。わたしもそう長くないだろうから、いつでも葬式を出せるようにしとけって。あたし驚いて、もっと長生きしてもらわな困るって言ってんけど……」

 僕たちは百貨店を出て、商店街の一角にある小さなバーに入った。僕は水割りを頼む。ユミちゃんは酒豪のくせに、『最近飲み過ぎだから』とウーロン茶を頼んだ。

「あんな……」
 
 僕は言葉を選んだ。

「ユミちゃん、死ぬのこわい?」
「何? いきなり」
「さっきあんな話をしたから、ふと気になって」
「高野君は? 高野君は死ぬのんこわい?」
「俺は……たぶんこわいんだろうと思う。でも生きるのも同じくらいこわい」

 ユミちゃんは怪訝な顔をした。僕自身、何を言いたいのかうまくまとまっていなかった。僕は言葉を探した。

「俺な、旅行してるあいだ、ずっと海がこわかってん。あの真っ暗で巨大な海がこわくてしかたがなかってん。ユミちゃんの実家は海のそばやろ? 海を見てこわいと思ったことなかった?」
「あたしは……別に」
「稚内で海を見ながら思ってん。『人生は旅に似てるってホントなんやな』って。キザなたとえやけどね。陸地をどこまでも歩き続けていくと、いつかは海にたどりつく。そしてそれ以上歩き続けることが不可能になる。人生が旅に似ているんなら、人生の終わりは海に似ている。足もとにあった大地が突然とぎれて、そこから先は、何もない海が無限にひろがっているだけ……。海を見ながら、俺はそこに死を連想してたのかもしれんな」
「……」
「きのうの夜、フェリーのデッキから星を見てん」
「キレイやった?」
「キレイというか……恐ろしかった」
「こわかった?」
「うん、空も海も全部真っ暗で区別がつかなくて……星の光や街の灯や波の反射光とかがいっしょになって、真っ暗な空間にふわふわと漂っていて……。でもそれを見た瞬間、自分がいままで何をこわがっていたのか、わかったような気がした」

 ユミちゃんは僕の言葉の意味が理解できないようすだった。僕はしばらく黙ったあと、こう言った。

「人間の身体の70パーセントは水でできてるって知ってた?」
「へえ、そうなん?」
「うん、だから、人間は死んだら海に還っていくねん。文字どおり。生きてるあいだに何をしようと、生きてるあいだに何を考えようと、結局最後には何もない海に還っていくねん」
「そういう意味でも、死は海に似てる……と」
「そう。でもそうだとすると、人間生きてるあいだに何をやっても、結局無意味なんじゃないか? いつかは無に還っていくだけなら、結局何をやっても意味ないんじゃないか? ……そう考えると、なんだかメチャクチャこわくなる……」
「うん……」
「俺な、22歳くらいまで部屋にひきこもってドロドロとした毎日を送っててん。結局何をやっても無意味なんじゃないかって、毎日そんな哲学的なことばっかり考えて苦しんでた。この話、したっけ?」
「うん、何回も聞いてる」
「でも22歳のときにふっきれた。いまはもう何も悩んでないけどな。でも、やっぱり時々、思い出してしまうねん。……人間、いつかは何もない海へと還っていく。そしてこの地球でさえも、いつかは宇宙というもっと大きな海へと還っていくねん。だとすれば、いまここに生きてる俺ってどれだけの意味があるんだろう、って」

 しばらくの沈黙。ユミちゃんはふと、照れたような笑みを浮かべて言った。

「あたしは……死ぬのんこわくない」
「ホントに?」
「うん。まわりの人が悲しむのんはイヤやけど。でもあたしは、自分がもうすぐ死ぬってことになったとしても……」
「死をすなおに受け入れられる?」
「うん。あたしが死んだら、三重のいなかの海に灰を流してほしい」

 僕はどう反応したらいいのか一瞬迷った。

「……ユミちゃんにとって、自分の生まれ育った町ってなんなん?」
「いつかは戻りたいところ」
「……」
「あたし、高校のときは、死ぬほどあの町から出たかってん。だから大阪の短大に行ったし、いまも大阪で働いてるし。とにかくあの町から逃げたかってん、あたし」
「どうして?」
「理由? いまとなってはどうでもいいこと。おかあさんひとりを残して大阪に出てくるのはつらかってんけど。でもいつかはあの町に戻りたい。そして死ぬまであの町で暮らしたい。最近特にそう思う」
「礼文島で出会ったホモのおっさんがな、こんなこと言ってた。そのおっさん、海岸沿いの崩れそうな家にひとりで住んでるねんけどな、『わしら家族が生まれ育った家だから、おふくろが死ぬまではこの家を守らないといけない』って。……その気持ちわかる?」
「あたしはなんとなくわかる」
「俺にはその気持ちがぜんぜんわからんねん」
「なんで?」
「さあ、なんでなんやろ? 俺、生まれてからこれまで15回も引っ越ししたから……。おとんにつれられて日本とアメリカを行ったりきたりしたからな。そのせいで『わが家』だとか『故郷』って感覚が理解できんのかもしれんな。俺、根無し草なのかもしれん。自分が日本人だっていう実感もアメリカ人だっていう実感もないねん。ましてやこの大阪が俺の『故郷』だって感覚もぜんぜんない。自分がどこに属してるのかわからんねん、俺。俺には、本当の意味で帰っていけるような場所がないのかもしれん……な」
「……高野君が変わってる理由がなんとなくわかったような気がする」
「ん? 俺ってそんなに変わってるか?」
「うん。これまであたしが一度も会ったこともないような人」
「でも俺に言わせると、ユミちゃんもそうとう変わってるで」

 僕たちは顔を見合わせて小さく笑った。

 僕たちはバーを出た。

 梅田の東通り商店街には大量の人が行き交っている。にぎやかだった。僕とユミちゃんは、はぐれないように肩を並べて歩いた。

「あんな……」

 僕は小声で言った。

「このまえの答え、出た?」
「ん?」
「ほら、あの……」
「ああ……」

 ユミちゃんはちょっととまどったような、照れたような顔をした。

「あたし、今日言おうと思っててんけどなー」
「うん」
「やっぱりあたし、答え出せない」
「そか……」
「つきあっていいものかどうか、答え出せないねん。勇気ないねん、あたし。でも会えなくなるのはいや」
「じゃあこれまでどおり?」
「うん、これまでどおり……あたしの答え、無期限の保留にしておいて」
「うん。……でも、なんかこうなるような気がしてた」
「……いつから?」
「さあ。たぶん最初からこうなるような気がしてた」

 僕はそう言って軽く笑った。正直なところ、自分でも驚くぐらい、ショックも落胆も感じなかった。

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